犬に与えてはいけない食物 - プラスワンonline

山手先生のどうぶつなるほどコラム

犬に与えてはいけない食物

2009年4月30日 山手 寛嗣

動物が食べ物を美味しそうに食べているのを見るのは楽しいですね。食事は、バランス・量・質・リズムが大切です。

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犬は、高タンパク高エネルギーの食べ物、肉や魚、ケーキなどを好んで食べます。偏食は悪いと知っていながら、犬の我儘に負けてしまう飼い主さんが多くみられます。好物だからと言って、我が子に毎日、肉やケーキばかり与える人はいません。一日の食物全体のバランスを考えて与えて下さい。フードがどれだけおいしい物でも、その子の体に合っているかが重要です。栄養素に過不足が出たり、アトピーや他の病気の原因になることもあります。また、量も重要です。メタボは犬にとっても大敵。犬は飽食すると飼い主さんに従わなくなる一因になります。規則的な食事のリズムも大切にし、健康な体は食生活からを実践して下さい。

犬に与えてはいけない食物として、刺激物(辛子、ワサビ、唐辛子)や消化の悪い物(貝類、イカやタコ、硬い骨、繊維の多いもの)が知られています。普通、腐敗したものを与える事はありませんが、知らずに与えることもありますので気を付けましょう。自然食品や無添加のドックフードも注意が必要です。酸化防止剤の入っていないフードは変敗しやすく、水分が多いとカビが生えやすいので、冷蔵保存し早期に消費する必要があります。毒物として中毒を起こすタマネギ、ネギ、ニンニクなども与えてはいけません。ネギ類にはアリルプロピレンジスルフィドという成分が含まれているため、すき焼きなどの鍋物やシチューの残り汁を与えると中毒を起こし、溶血性の貧血を招くことがあります。ハンバーグ・焼売・カレーなどは盗食を含め、注意が必要です。ココア、香辛料、野菜、果物が危険な場合もあります。チョコレートの中に含まれる成分は心臓などに影響がありますし、ポリフェノールの一種は中毒を起こすことがあります。コーヒーや紅茶のような尿をし、重症では死亡することもあります。また、鶏や魚の硬い骨は消化管を傷つけ、下痢・嘔吐・血便などの原因になります。

ペットを家族として迎えたその日から、飼い主さんはその子の命を預かる訳です。動物は与えられた物しか食べられません。その意味でも食事に起因する病気については、飼い主さんの責任は大きいと言えます。

松園動物病院
盛岡市西松園4-20-2
TEL 019-661-0500
診療時間 9:30〜12:30、15:00〜19:00(水・土曜は17:00まで、日祝は午前中のみ)
休診日 なし(水曜は予約診療)※365日OPEN

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